SANDFISH FACTORY

技術ブログです。python・vuejsを愛でる日々について綴ります

DjangoCongress JP 2019に参加してきました。

DjangoCongress JP 2019に参加してきました。

とても学ぶことが多く、運営スタッフの方、発表者の方、ありがとうございました。
元々はJavaのエンジニアだったのでjjugに参加したことはありましたが、python関連のカンファレンスに参加するのは初めてでした。 python関連のイベントは猛者たちがいて濃い話が飛び交っているイメージだったので、少し緊張した面持ちで当日会場に向かいました。 そんな当初のイメージとは異なっていろんな観点で学ぶことが多かった1日になりました。
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参加したセッション

参加したセッションは以下の通りです。 全体のプログラムはこちら
個人的に興味を持った技術話や会社にインプットしたいなぁとプログラムをみて感じたセッションに参加しました。

  • Djangoで静的ファイルとうまくやる話
  • How to build and deploy a flexible React/Django hybrid application
  • DjangoではじめるGraphQLとフロントエンド開発の協業
  • Djangoアプリのデプロイに関するプラクティス
  • Authorization in Django
  • DjangoによるWebエンジニア育成への道

以下、各セッションの感想です。

Djangoで静的ファイルとうまくやる話

初心者がおまじないとして言葉は知っているけど、きちんと理解していなさそうなことを説明してくれそうだと思ったので、会社へのインプット目的で参加しました。
経験をもとにどんなことをして失敗したのかをきちんと説明しつつ、どうすべきが良いのか説明してくれて、とても分かり易かったです。

  • 失敗談の話
  • 静的ファイルの説明
  • メディアファイルの説明
  • 本番公開のパターン
  • Tips

想像したより範囲より広かったし、仕組みをもとに説明しているのでとても有難かったです。 あと個人的にはdjango-storagesを知れて良かったです。すごい便利だーと思いました。

How to build and deploy a flexible React/Django hybrid application

フロント開発はvuejsを用いることが多いのでhybridという言葉に惹かれて参加しました。
djangoのviewの構成/SPA(React)とREST APIの構成でアーキテクチャを選択できる中で、それぞれに一長一短があって、その辺りの説明は (。 ・ω・))フムフムと思って聞いていました。
単純にそれぞれのUIを共存させる構成で作ったのかなぁと思っていたら、一歩踏み込んだ工夫がなされていました。
最近のリアクティブなライブラリって各コンポーネントに渡すデータはJSONで渡しているから、確かにハイブリッドだなと思いました。
dinocorn爆誕!(詳しくはスライドに)

DjangoではじめるGraphQLとフロントエンド開発の協業

GraphQLは中々手を出せずにいたので、丁度良いと思ったので参加しましたが、個人的には一番収穫があったセッションでした。
スキーマファーストで定義して進めるのは確かにメリットがあるなと思いつつ、密結合な構成になりそうなのでどういった設計が良いのかが気になりました。 djangoでGraphQLのGraphene-Djangoの紹介がありました。
ちょうどアプリを作ろうとしていた中、RESTでやるのが億劫だったのでGraphQLでやってみようかなと思います。
試した結果はブログにも投稿したいと思います。

Djangoアプリのデプロイに関するプラクティス

Djangoをデプロイするための知識はきちんと理解していなかったので参加しました。
一から説明してくれているので、とても分かりやすかったです。 メトリクス、ロギング、トレースログの関連などの説明も運用していく上で分かりやすかったので、社内にもフィードバックしたいと思います。

Authorization in Django

Djangoの認証・認可についてきちんと理解していなかったので、改めて理解するため参加しました。
各方式それぞれについてPros/Consで説明されていたのでとても分かりやすかったです。

  • view
  • Decorators
  • Django Permission

これらの方式で不足しているポイントがあって、それらを解決するためのライブラリとしてdjango-keeperの説明がありました。試しに動かしてみたいと思いました。 あと説明は英語でしたが、ゆっくり説明してくれたのでギリギリ聞き取れましたが、質問のやり取りは聞き取れなかったので、こういった場面では英語が理解できたらなぁ。。。と思いました。

DjangoによるWebエンジニア育成への道

会社風土の変革や育成のインプットにしたいと思ったので会社へのインプット目的で参加しました。
どの会社も同じようなポイントで詰まるんだなと思いました。会社の歴史を紐解きながらどういった活動をしてきたのかを共有してもらったので、参考になったなと思いました。

参加して感じたこと

今回初めて参加しましたが、pythonが注目を浴びているせいか凄く活況な印象を受けました。
ただ、この活況な印象も運営スタッフの方、発表者の方、参加者が一丸となってこの場面を創り出しているなと感じました。

  • 小ネタとして挟むライブラリの説明がよかった。
  • 深く、広く、様々な知識を得られるセッションが多かった。
  • 各セッションの発表スライドのページがとても多く、熱量を多く感じた。

また、来年を開催できるように準備をし始めるとのことでしたので、来年を参加したいなと感じました。
会場のサイボウズさんのオフィスはとても綺麗でクリエイティブな雰囲気でした!